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小堀の渡し

「小堀(おおほり)の渡し」は、茨城県取手市内を結ぶ取手市営の渡船(とせん)(渡し舟・渡し船)です。利根川をはさみ、市内中心部と小堀(おおほり)地区を結び運航しています。大正3年(1914年)に運航を開始し、平成26年(2014年)に運航開始100周年を迎えました。
現在の渡船は3代目で令和2年3月に就航しました。船体色は、東京藝術大学学長の日比野克彦氏が「市の鳥、カワセミにちなんだ、カラフルで、水面に映ったときの輝き」をイメージして、デザインしたものです。定員は12人で、自転車、原動機付き自転車(50cc.以下)を1人1台まで無料で乗せることもでき、サイクリングにも活用できる珍しい渡し船です。運航している時は、各船着き場にピンク色の運航中ののぼり旗が揚がっています。普段とは違う、川からの眺めを気軽に楽しんでみませんか。

小堀の渡し01
小堀の渡し02
小堀の渡し03

利用料金

小堀の渡し041運航経路:大人200円、小学生100円、一周:大人400円、小学生200円
(注意)
小学校就学前の乳幼児は無料です。
小堀地区在住の方は無料です。
乗船に介護が必要な方とその介護者は、無料です。
自転車、原動機付き自転車(50cc.以下)は、2台目以降1台につき1運航経路100円です。

運航時間

正午から午後1時までの間は運航していません一周約50分です。

時刻表

「小堀(おおほり)」発(「取手緑地運動公園駐車場前」行)

  • 午前9時
  • 午前10時
  • 午前11時
  • 午後1時
  • 午後2時
  • 午後3時
  • 午後4時

「取手緑地運動公園駐車場前」発(「取手ふれあい桟橋」行)

  • 午前9時20分
  • 午前10時20分
  • 午前11時20分
  • 午後1時20分
  • 午後2時20分
  • 午後3時20分
  • 午後4時20分

「取手ふれあい桟橋」発(「小堀(おおほり)」行)

  • 午前9時35分
  • 午前10時35分
  • 午前11時35分
  • 午後1時35分
  • 午後2時35分
  • 午後3時35分
  • 午後4時35分(最終便)

小堀の渡し05

運休日

毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
(注意)強風や増水時等運航に支障をきたす場合は欠航

運行状況等の詳細は、取手市ホームページまたは取手市役所水とみどりの課へご連絡ください。

取手市の情報ページ

小堀の渡し(おおほりのわたし)(別ウインドウで開きます)

小堀の渡しの歴史

かつて利根川は、取手市の南(現在の古利根沼(ふるとねぬま))を蛇行して流れていましたが、水害が絶えなかったことから利根川改修工事(明治40年から大正9年まで)が行われ、現在の形に姿を変えました。

その結果、当時、地続きであった小堀(おおほり)地区は、利根川により分断されました。利根川の改修により、交通の不便を感じた地域住民によって渡船場(とせんば)の設置が協議され、大正3年に渡し船を出したのが小堀(おおほり)の渡しの始まりとされています。

その後、昭和42年には取手町営となり、平成11年に取手市営の小堀(おおほり)循環バスが運行を開始するまで、通勤・通学や、住民の日常生活の足として活躍しました。

現在では、誰もが乗船できる観光船としての役割をもちつつ、茨城県はもとより利根川下流域に残る唯一の渡し船として、かつての水戸街道「取手の渡し(とりでのわたし)」の風情を受け継ぎ、今も運航を続けています。

問い合わせ先

取手市役所 水とみどりの課
所在地:取手市寺田5139
電話:0297‐74‐2141(代表)

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