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新四国相馬霊場八十八ヶ所巡り

「新四国相馬霊場八十八ヶ所巡りとは」

四国八十八ヶ所は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88ヶ所の仏教寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所です。歴史は、古く1200年を超え、日本遺産として文化庁に認定をされています。四国八十八カ所を巡礼することを「四国遍路」、「遍路」といい、四国では、巡礼者を「お遍路さん」と呼んでいます。
江戸時代の頃、巡礼が庶民の間で流行となり、各地に大小さまざまな巡礼地ができました。
新四国相馬霊場八十八ヶ所の開基は、長禅寺の観覚光音禅師(かんがくこうおんぜんし)によるものです。観覚光音禅師が、人々の要望で四国八十八ヶ所を訪れ、札所の砂を持ち帰り、「吉野川(徳島県)沿いの霊場を利根川縁に移す」という構想によって、利根川の流れに沿った寺院・堂塔にうめて開基したといわれています。新四国相馬霊場八十八カ所霊場は、下総国では、野田や印西大師に次ぐ三番目に古い歴史を残し、取手市から我孫子市周辺に現存する250年もの歴史のある巡礼地です。新四国相馬霊場でのお遍路道は、大師道と呼び、高さ約50センチメートル程の石柱が残っている箇所が多数あります。また御朱印は、新四国相馬霊場八十八ヶ所としてはありませんが、札所が寺院となっている場合は、寺院で御朱印が受けられることもありますので、巡礼時にお聞きください。

観覚光音禅師(かんがくこうおんぜんし)とは

観覚光音禅師は、江戸時代中期の人物です(1711年~1783年)。信濃の国(現在の長野県)の出身で、千曲川の源流の近くの海尻(うみじり)駅(小海線)に生家があります。13歳で江戸の呉服商の伊勢屋に奉公していた頃に、谷和原豊体の商家の立て直しに成功した後、取手宿内で穀物商(伊勢屋)を営み伊勢屋源六と名乗りました。商いは繁盛し、3軒の店を構えるほどでした。商いの傍ら取手宿の繁栄のために尽くし、多くの人々から慕われたといわれています。後に息子を亡くし、源六は長禅寺に出家し、観覚光音禅師となりました。新四国相馬霊場を開設するだけでなく、荒廃した長禅寺の観音堂を「さざえ堂」に改装するなど数々の功績を残しました。

巡礼の方法

四国の八十八カ所霊場は、服装などの決まりがあり、全て巡礼すると1200kmほどもあり、徒歩で約40日を要します。しかし、新四国相馬八十八ヶ所霊場は、普段着でも気軽に巡礼でき、距離も70kmほどで、4~5日で遍路できます。
サイクリングやウオーキングなど気分に合わせて、新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡りながら取手のまちを歩いてみませんか。新たな取手市の魅力やお気に入りスポットを発見出来るかもしれません。

新四国相馬霊場八十八ヶ所の地図やイベントをご利用ください

取手市観光協会では、「新四国相馬八十八カ所巡り」の地図を配布しています。ご希望の方は、お問い合わせください。
また、新四国相馬霊場を研究されている市民の方が主催する「新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る会」があります。会では、定期的に巡拝を企画しています。「初めてで心配だ」という方など気軽に参加することができます。詳細は、新四国相馬霊場八十八ヶ所を巡る会までご連絡ください。

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