国指定重要文化財 竜禅寺三仏堂(りゅうぜんじさんぶつどう)
竜禅寺三仏堂(りゅうぜんじさんぶつどう)
天慶2年(939年)の創建とも伝わる天台宗の古刹。その境内(けいだい)にある茅葺きの三仏堂は、取手市で唯一、国の重要文化財に指定されています。(指定年月日:昭和51年5月20日)
正面三間、側面三間で左右と背面に裳階(もこし)が付いています。三方に裳階が付く形式の建物は、他に例を見ません。屋根は寄棟(よせむね)造りで茅葺きです。内部は外陣と内陣に分かれ、内陣には禅宗様(ぜんそうさま)の須弥壇(しゅみだん)が置かれ、三仏堂の名称の由来ともなった釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩の三体の仏像が安置されています。
また、平将門は三仏堂で生まれたとも伝えられています。
昭和60年(1985)1月から61年10月にかけて解体修理が行なわれ、創建当初の姿に復原されました。この時に、永禄12年(1569)の墨書のある木札が発見され、この年代には三仏堂が建立されていたことが裏付けられ、さらに建物の様式などから16世紀前半の建立と推定されます。
基本情報
- 所在地 米ノ井467 竜禅寺三仏堂の位置(外部リンク)(別ウィンドウで開きます)
- 指定年月日 昭和51年5月20日
- 管理者 龍禅寺
取手市の情報ページ
問い合わせ先
取手市教育委員会 生涯学習課 埋蔵文化財センター
所在地:取手市吉田383
電話:0297‐73‐2010
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- 2022年4月4日
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